どうやら東京から出て行く人を示す転出者数が計40万1805人と前年比4.7%増え、比較可能な14年以降で最大になったのだそうですよ。
コロナ以前であれば、東京への一極集中が問題となっていたのですが、長引く新型コロナウイルス禍によって、地方でのテレワークを志向する人が増えてきているようですね。
なんでも昨年の状況をみると、コロナ禍が広がった後の5月に、比較可能な13年7月以降で初めて転出が転入を上回ったのだそうで、いったん6月には元に戻ったようですが、7月から12月まではまた転出の方が多くなり、年間では、ここ数年38万人前後が続いていた転出者数が40万人を超える一方、東京への転入者は43万2930人と7.3%減少したのだとか。
転入から転出を引いた転入超過数は3万1125人となり、19年に比べ62%減と大幅に減ったようで、東京から出て行く人を受け入れているのは、神奈川で転入超過数が2万9574人、千葉は1万4273人と19年から約5割も増えたようで、さらに転出者が多かった北関東3県や長野、山梨などでは転出超過数が19年から半分以上縮小したのだとか。
コロナになってよくはありませんが、東京一極化が進んでいたことを考えると、不幸中の幸いというか、これで過疎化問題が少しでも解決できればいいのですけどね。